低価格競争から価値競争へ

大手百貨店グループのバイヤー社内研修に呼ばれ新製品・新商品開発の講演をしてきました。

メーカーからの商品案内、商品発掘に対応するだけでなく、素材、製法といったメーカーの持つスキル、ノウハウにまで立ち入って、メーカーと協同で価値の高い商品の開発を行わなければならないという会社の方針があるからでした。
このグループにかかわらず、近年、スーパー、コンビニなど大手小売ではメーカーと一緒になった新製品・新商品開発が盛んに行われています。

同じような新製品・新商品開発にPB(プライベートブランド)がありますが、これはどちらかというと多くの場合、低価格化を実現する施策であり、メーカーの既存品のパッケージなどを変更するなどの新製品・新商品開発が主でした。
しかし、売り上げは確保できても利益が伸びないという低価格化競争に限界が来たため、食品メーカーだけでなく大手小売りも含め、価格の競争から価値の競争にシフトしてきています。

ご覧になられた方も多いと思いますが、先週水曜日の日経MJに「2014年上期ヒット商品番付」が発表されていました。
そこでは、増税後も価値の高い商品が好調と言う意味の「勝ち組消費」は東の大関でした。

この現象は食品にも見られておりまだまだ市場規模は大きくはありませんが、これから伸びていくことは間違いなく、食品市場全体の伸びが期待できない状況では価値の高い商品の伸びる分だけ低価格対応してきた既存品の売り上は低下することになります。

だからと言って自社のすべての既存商品の価値を高めなくてはいけないということではありません。
多くの企業はまだまだ売上げの主体が既存商品に依存しているはずですから。
しかし、「気が付いたら既存品の売上げが低下していた」とならないように、新カテゴリーや高級品の位置づけで、早目に価値のある商品の開発に取り組む必要があるのではないかと思います。

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