食品新製品・新商品開発における差別化と独自性

ヒット商品につながる新製品・新商品開発においては差別化(Differentiation)、独自性(Uniqueness)が必要になることは皆さん十分ご承知のことと思います。

私も新製品・新商品開発のアドバイスの時に「差別化をしましょう」「独自性をつくりましょう」などとよく使う言葉ですがこの二つの言葉の違いを考えたことがありますか?

「差別化」という言葉は比較対象がある場合よく使う言葉で競合他社商品、自社既存商品と比べた場合の違いをつくりだすことを意味しています。
その結果、比較対象商品を研究して味、香り、ネーミング、パッケージ等に違いを出すにはどうしたらいいかを考えることに重きを置きますので、最終的にこれまでと大きく違った価値をつくることは難しくなります。

一方「独自性」という言葉の場合比較対象は無く、自社の資源、能力などの強みを生かしたり、消費者の潜在ニーズを見つけ出して新製品・新商品の開発にあたるケースが多くなります。
その結果、これまでとは違った価値のある商品が生まれる可能性が高くなるのではないかと思います。

私には納豆が大好きな3歳になる孫娘がいて、夕食の時にはご飯を食べずに納豆だけを食べるほどです。
何故「納豆グミ」という商品がないのでしょうか?
乾燥納豆はおやつとして何社かから発売されているようですが。

企業にいると固定概念を持ってしまいがちになりますが「グミは甘くてすっぱくてフルーツのあじがするもの」という意識から抜けのではないでしょうか?
競合企業の商品との差別化は日々行っているのでしょうが、それゆえに発想の限界があるのかもしれません。

成人のグミユーザーにとってはグミとはどういうものかという情報が頭の中にあるので「納豆のグミ?気持ち悪い」と思う人は多いと思います。
しかしターゲットを幼児とした場合、幼児はまだ味覚体験が極めて少ないこともあって受け入れる可能性は高いと思われます。
実際に幼児を持つ主婦何人かに聞いたところ「自分は食べないけど子供は喜んでたべそう」「甘いものを控えたいのでいいかも」「栄養もあるしおやつにいい」このような意見でとても肯定的でした。
独自性のあるヒット商品になるかもしれませんね。

差別化と独自性の違いを説明するために一つ事例として取り上げましたが、製造方法など全く考慮していない無責任な考察であることご承知おきください。

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