コモディティ化戦略 ハウスとS&Bのからし

家内がハウスとS&Bのからしを買ってきました。パッケージを見比べて驚きました。色使いは多少違うものの書かれている内容はほとんど同じで、企業ロゴが無ければどっちの商品かわからないほどそっくり。(画像をクリックすると拡大するのでお確かめ下さい)

相違点(差別化点)を探せば、ハウスのメインビジュアルが「とんかつ」であるのに対しS&Bは「シュウマイ」(サイドに「とんかつ」画像がある)。さてどっちの料理の方がからしの使用頻度、使用量が多いのでしょうか。
もう一つはハウスが22gに対しS&Bは23g。1gの増量は何を意味するのでしょう。ほとんどの消費者は気付いていないと思います。

あくまでも推測ですが、両社とも元々チューブ入りからしは販売しており、ハウスが先にその上級品として「特選 本香り からし」を発売し、S&Bがそれに追随して「本生 本からし」を発売した経緯があるのでしょう。
このような割り切った商品戦略もあっていいと思います。二社択一の選択に消費者を引き込み、このカテゴリを二つのブランドで占有していくことで両社の利益が出るのであれば。

実査にPOSの月次データで確認したところ、二つのブランドが販売量で上位にありややS&Bが多いもののほぼ拮抗しています。しかしながらブランド間の差異がないことから、結局は価格競争になって来ているようです。
消費者にしてみれば、同じ商品にしか見えず、二つ並んでいる場合少しでも価格の安い方を手にすることが多いのではないでしょうか。POSの日次データで見ると平均価格が低い、すなわち店頭での特売の有無で1.5倍ぐらいの販売量の開きが見られています。

差別化戦略だけでなくこのようなマーケティング戦略でも自社に成果が出ることもあります。
さて、皆さんがもしこのカテゴリに新規参入するとすればどのような商品戦略を取るか考えてみたらいかがでしょう?

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